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執筆者の写真林好子

心の専門家が体の使い方を学ぶ理由

おはようございます。

アレクサンダー・テクニーク教師の林好子です。



最近、心のケアを専門にしている方が、体の使い方にも興味を持って学んでくださっています。

これって本当に嬉しい。


よく、ボディーワークとか、メンタルヘルスケアとかって言いますが、心と体、これって本来切り離せないと思うんです。


心が不調になれば、多かれ少なかれ体に変化が起こります。

心の問題を抱え精神科に通院されている方がレッスンに来られると、体がガチガチに緊張していたり、地に足がついておらず、立っていても歩いていてもグラグラしていて、これでは何をしていても落ち着かないよねと感じることがよくあります。


逆も然りです。

体の不調が続くと、気力が停滞したり、集中力が欠けたり、自己嫌悪に陥り心の問題につながっていきます。

生徒さんに話を聞いていると、最初は体の痛みや不快感を訴えておられるんですが、最終的にはそのせいで”イライラして人に優しくできない自分が嫌い”とか、”やりたいことにチャレンジできていない自分に納得できない”などと仰ることは少なくありません。 



とはいえ、心(心理)の専門家がいて、体の専門家がいます。

それぞれ強みが違います。

これに関しては、私は良いことだと思っています。

ある分野に特化して深く理解していることはその分野を通して他者に役立つ可能性が高いということだと思います。


その一方で、私は「切り口」という言葉をよく使います。

心を切り口にするのか、体を切り口にするのか。

心の専門家は基本心を切り口にして、体の専門家は基本体を切り口にする。

どちらを切り口にしても、最終的に変わっていってほしいのはその人自身。

だから、仮に心が専門で、心が切り口であっても、体も多少なりとも含んでいてほしいと思っています。

もちろん逆も同じですね。




例えば、お話を聞く。

耳だけでなく、体を含めて、自分全体で聞くことができたら、何かが変わるのではないでしょうか。

口だけで話すのではなく、体全体、自分全体で話すことができたら、言葉の届き方は違うのではないでしょうか。

相手が表現しているものを言葉だけでなく、動きを通して受け取ることができたら、相手の方への理解が深まるのではないでしょうか。

最近、心のケアを専門にsiている方が、体の使い方にも興味を持って学んでくださっ


そんなことから、ぜひ心のケアを専門にしている方にも、体の使い方、自分の使い方を学んでいただけると嬉しいなと思います。



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