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  • 執筆者の写真林好子

楽(ラク)が良いの?


少し前のこと。

オンラインで一緒に学んでいる生徒さんが

「学ぶ前は手首が痛くて演奏が辛かったけど、今は痛みもないし、体が楽で心配がないから学ぶ集中力がちょっと落ちてるんですよね…」と。

「痛みがなく楽な体」

「体を心配しなくて良い」

素晴らしいですよね。

でも、

「そこがゴールなの?」

と問いかけてみた。

そして、

私と師匠のあるエピソードをお話した。

私が師匠のもとで

トレーニングを始めた頃のこと。

師匠から

「私にワークしてみて」と言われ、

師匠の肩周りに触れて、

いつものようにワークしてみた。

すると

「何を思ってワークしてる?」

と師匠。

私は

「え??? えっと…、(緊張を手放して)心地よくなってもらおうと思って」と。

師匠、ちょっと考えて

「心地よく(Comfort)…、悪くないけど…。私はそんなのに興味ない!」と。

!?!?!?!?!?

当時の私は体の緊張や不快感が辛く、

それを何とかしたい、

心地よくなりたい、

省エネで生きたい

そんなことを願っていたので、

ワークするといえば勝手に相手を

心地よくすることと思い込んでいました。

だから、

師匠の言葉を聞いた瞬間、

とても衝撃を受けました。

さらに衝撃だったのは、

その後に師匠が続けた言葉。

「それだけじゃ(心地よいだけじゃ)私の人生は変わらない。私は人生を変えたい」と。

 

!?!?!?!?!?


ハッとすると同時に、

自分が作っていた枠が

崩れていくような瞬間でした。

当時の私には

その枠の外にどんなものがあるのか

想像もつきませんでした。

ただ、

「ここで止まっていてはいけない」

それだけはハッキリとわかりました。

あれから何年が過ぎたでしょうか…。

今、師匠に投げかけられたような問いを

生徒さんに投げかける自分がいます。

そして、

「楽」「心地よさ」以上のものを

身体に期待する自分がいます。

ここぞという時に踏ん張れる自分、

柔らかさと力強さを兼ね備えた自分、

深い静寂の中で目覚めていく自分、

より自分と繋がり、世界と繋がる自分、

いま自分がどんな存在の質でいたいのか

どんな表現をしたいのか、

それらをその都度選択できる身体。

もちろん、

これだけではありませんが、

身体は沢山の可能性を

秘めているのではないでしょうか。

そして、

身体を整えることがゴールではなく、

整った身体と自分で何をしたいのか、

どんな人生を創造したいのか、

そこが本当のゴールなのではないでしょうか。



そのために

身体を味方につけていただきたいと

思っています。


身体を探求して25年以上が過ぎましたが、

その旅路を振り返ると、

身体に期待すること、目指すものが、

移り変わっているのを感じます。

そして、

これから先も変化いくんだろうと思います。


楽(ラク)や快適さを求める自分がいてもいいし、

それ以外のものを期待する自分がいても良いのです。

自分なりの旅路を進んでいって欲しいと思います。

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