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意識の力み

  • 執筆者の写真: 林好子
    林好子
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

​今日は、「意識の力み」についてお話ししたいと思います。



パソコン作業に集中している時、気づいたら目や肩を固めていたり、呼吸が浅くなっていることってありませんか?

あるいは、正しく身体を動かそう、力を抜こうとして、体の一部分に意識を集中させていると、かえって動きがぎこちなくなってしまった、なんてことはないでしょうか。


一生懸命やろうとすればするほど、なぜかうまくいかない、そんな感じです。



こうした時の「集中状態(過集中)」を、私は、「意識の力み」と呼んでいます。



そして、行為の最中の意識の力み(過集中)が、身体の力みにつながっていることは少なくありません。



ですから、身体の力みを減らすために、まずは意識の力みから減らしてみてはどうでしょう、というのが一つの提案です。



「じゃあ、意識の力みはどうやって減らせばいいの?」となりますよね(苦笑)。




私はよく、「鼻歌が歌えるくらいの感じでやってみてください」とお伝えすることがありますが、今日は意識の力みに関して、二つの要素をお話ししてみようと思います。

それは、意識(注意)の濃さと広さです。




まずは、濃さについて。

「意識する」「注視する」という表現の場合、ちょっとした頑張りを感じませんか。つまり、意識としては“濃い”と言えます。これに対し、「ちょっと気にかけている」「ただ知っている」だと、ずいぶん薄い感じがしませんか。



ちなみに最近、私が個人的に気に入っている表現は、「静かに眺めている感じ」です。

基本的に、意識を薄めていくと、力みは減っていきます。



次に、広さについて。

意識(注意)を向ける対象を極端に狭くしたり、対象以外を排除したりすると、傾向として、力みやすくなります。


パソコン作業中に画面しか見えなくなったり、後ろから声をかけられても気づかないことがありますが、これは、意識(注意)の範囲がかなり狭まっています。

そして、こういった意識(注意)の狭小化が身体に力みをもたらします。




これに関連して、私が主催しているベーシックコース(オンラインを主軸に、自分の使い方を学ぶコース)の受講生の方が、こんな面白い話を聞かせてくれました。




ピラティスのレッスンで、インストラクターさんから「腹筋を意識してください」と指導されたそうです。ところが、腹筋を意識すればするほど、どうも動きがうまくいかない。そこで講座で学んだことを思い出し、試しに、あえて指示とは違うやり方で、意識する範囲を広げて動いてみたところ、上手くできたそうです。それを見たインストラクターさんも変化に気づいて、「今、どうやったんですか?」と声をかけてきたそうです。



私たちの意識は、私たちの動きを助けもすれば、邪魔もします。
皆さんの真剣さが、知らず知らずのうちに意識の力みを生み、体を緊張させているのかもしれません。もし身体や意識の力みに気づいたら少しだけ意識を薄く、広くして、鼻歌でも歌うくらいの気持ちでやってみてください。意外と上手くいくかもです。




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