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  • 執筆者の写真林好子

なぜ大半の人は上達が頭打ちになる?


音楽、スポーツ、ダンス、武道、なんでもそうですが、

ある程度の年数までは練習と共に上達していきます。


しかしながら、ある年数を超えてくると、又は、ある段階に達すると、大抵の人は上達が止まってしまいます。

いわゆる頭打ちになったとでもいいましょうか。

もちろん、初心者に比べると別次元のレベルにいますが、伸び代や上達度合いという点ではむしろ初心者の方が大きかったりします。


これってなんででしょうか?


それは

自分の習慣(癖)でやっているからです。



多くの方は自分なりの動きの癖を持っています。

また身体だけでなく、頭(思考や意識)の癖もあります。

練習を繰り返すとある程度は上達しますが、どこかで自分の癖を強調していくことになります。

いつも同じ体の使い方、頭の使い方で反復していても、そこから導かれるものは多少の違いはあっても自分の癖の上に存在しています。

つまり、既に枠が存在しており、限界があるということです。


加えてそこに加齢が加わってくると、体力や筋力、柔軟性の衰えで「昔の方がうまくできた・・・」ということになってしまいます。


ですから、

様々なレベルで自分の癖を手放していくことが、実は上達の鍵となります。



新しく何かを学ぶのではなく、今まで身につけてきたものを手放すことで、結果として新しいものを身につけることができます。

これをunlearningと言ったりしますが、アレクサンダー・テクニークは正にunlearning、そして脱習慣のためのワークです。



もちろん、unlearning、脱習慣というのは簡単なことではありません。

時に、長年かけて身につけてきたことなので、仮にそれが上達を邪魔をしていたとしても、あるレベルで愛着を持っています。

それゆえに、変わりたいと願いつつも、その習慣(癖)にしがみつきたくなります。

でも、それ自体も上達の妨げです。



長年かけて培ってきたものなので否定する必要はありませんが、不要な部分は手放していくとコミットメントして、脱習慣していくことが次のステージへと導いてくれます。



「私、頭打ちになってる!?」と感じている方には、アレクサンダー・テクニークはオススメかもしれません。

新しい扉を開いてくれるきっかけになると思います。



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この記事はメルマガから抜粋しています。

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