私にとって最も強い刺激の一つ
- 林好子
- 8月17日
- 読了時間: 3分
更新日:9月5日
今日は、「私にとって最も強い刺激の一つ」についてお話ししたいと思います。
実家に帰った途端、なぜか昔の自分に戻ってしまう…。 そんな経験、ありませんか?
私自身、まさにその繰り返しでした。今日はそのことについて、少しお話ししたいと思います。
私たちは日々、さまざまな「刺激」に反応しながら生きています。 体の動き、感情、思考…すべては、やってくる刺激に対する「反応」といえます。
そして、この反応には、大きく2種類があります。
ひとつは Reaction(リアクション)。反射的で、選ぶ余地のない反応です。
もうひとつは Response(レスポンス)。意識的に「どう反応するか」を選択するものです。
多くの場合、私たちは無自覚のまま 同じリアクション を繰り返し、それが習慣となって根付いていきます。つまり「ある刺激に対して、ある反応をする」というセットが、無意識のうちに固定されてしまうのです。
このセットを切り離すことが「脱習慣」です。 簡単に手放せるものもあれば、そうでないものもあります。
私にとって最も強い刺激のひとつは、「両親」と「実家」でした。
そして、大阪にいるときは手放せたと思っていた習慣も、実家に帰ると昔の自分が顔を出し、望まない自分になってしまうのです。 体に関しても、実家に戻ると昔の悪い癖がよみがえり、体まで窮屈になることがよくありました。
もちろん、それが「(私が)望んでいるわたし」ではないことは、わかっていました。 そして、年老いていく両親を見て、このままの自分ではいつか後悔するとも感じていました。
なので、両親のためだけでなく、自分自身のために「両親という刺激に対して、新しい反応を選ぶ」と決めるようになりました。それからは失敗も成功もありましたが、少しずつ関係性が変わってきました。
そして、私が少し変わると、両親の反応も変化していきました。
働き者で他人に甘えることが苦手な母は、私の申し出を受け入れるのが少しずつ上手になり、今では私の施術も喜んで受けてくれます。
また、かつては会話がほとんどなかった父とも、今では笑顔で話を交わせるようになっています。
「実家」という場所は、習慣を最も強く築いてきた場だからこそ、手放しにくい場所でもあります。 けれども、“なりたい自分”に近づくために、一番習慣を手放すべき場所なのかもしれません。
今日から私は一泊二日の帰省です。 脱習慣しながら両親との時間を楽しみたいと思います。
ぜひ皆さんも、自分にとって“強い刺激”と向き合って「新しい反応」を選ぶチャレンジをしてみてくださいね。
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