「あがり症」克服のための提案2
- 林好子
- 9月5日
- 読了時間: 3分
前回のブログに引き続き、「あがり症」克服のためのヒントについてお話ししたいと思います。
あがり症の方だけでなく、ここぞという時に、自分の能力を発揮できるようになりたい方にとっても役立つアイデアかと思いますのでお読みいただけたらと思います。
「あがり症」の方は、『緊張しない自分』を理想像として描いていないでしょうか。
でも、『緊張しない自分』の先にどんな自分がいるのでしょう?
本番やここぞ!という時に、どんな自分の質(在り方・モード)でいたいのでしょうか。
『静まった自分』
『感覚が研ぎ澄まされて目覚めた自分』
『柔らかく穏やかな自分』
『エネルギーが湧いてくる自分』
『腹がすわった力強い自分』
いろいろあると思います。
どれが正解というのものはなく、あなた自身がどんな質でいたいかが大切です。そして、言語にするとシンプルながら、グラデーションのように存在する無限のニュアンスの差異を体現していく、それが本来目指すところではないでしょうか。
とはいえ、緊張して心臓がドキドキしてどうにもならないのに、「そんなの本番で無理!」と思われるかもしれません。もちろん、いきなり本番で無理です。練習でもおそらく難しいでしょう。私も難しいと感じています。
ですから、日頃から、自分がどんな質で本番に臨みたいのか、ここぞという時に自分の能力を発揮するためにどんな質の自分が必要なのか、「その質」自体をお稽古する必要があるのだと思います。
そして、何度もお稽古し、その経験を身に落とすことで本番でその質でいられるできるチャンスが出てくるのではないでしょうか。
ですから、結論から言うと、『本番だけなんとかしようと思ってもダメ、お稽古が必要!』ということです。
あがり症の方の中には、本番で能力を出せないけど、本来の自分は能力がある、と思っている方がおられるかもしれません。
でも、どんな場面でも自分の能力を発揮できることそのものが一つのスキル(能力)であり、そのために自分が望む質でいれること自体もスキルです。
そのスキルを、日頃からお稽古することが、いざという時に自分の能力を発揮することに繋がるということです。
ということで、私が行っているオンラインのエクササイズで(ベーシックコースの在校生や卒業生と行っています)、身体の動きを行いながら、「自分が欲しい(なりたい)質にアクセスする」という練習をいま行っています。
やってみると分かりますが、ただ身体を動かすのとは全く異なる質のトレーニングです。
そして、参加者からの感想は
「意外と良い感じの自分が見つかった」とか
「今日はこんな質を選んでみた」とか
「頭ではわかっているけど難しい…」とか
色々です。
それぞれが自分なりの在り方を試行錯誤し、経験を重ねていく。そして、それがいつか大切な時に発揮されると良いなと思っております。もちろん、私自身も!
ということで、今日のまとめ。
大事な場面で本来の能力を発揮するために”自分のあり方を選ぶ”。
選べるようになるために、”日頃からのお稽古が大事”
ということです。
そんなこと考えたことも練習したこともないという方がほとんどかもしれません。ぜひこの機会に考えてみたり、練習してみてください。
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