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アレクサンダーテクニークの観点から考える「気遣い」

  • 執筆者の写真: 林好子
    林好子
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

こんにちは。


アレクサンダー教師、理学療法士の


林好子です。






今日のテーマは


「気遣い」。


アレクサンダーテクニークの観点から


考えてみました。




日本人の気遣い、素晴らしいよね。


海外を行き来していた私は


日本を離れ、改めて実感しました。




ただですね、


こんな面白い話があるんです。




ずっと前に、日本で


セルフケアのワークショップを


した時のこと。




「他人のケア(気遣い)をしていますか?」


という問いに対して、


ほとんどの方は、手を挙げました。




次にこんな質問をしました。


「他人からケアしてもらっていますか?」


「他人からケアしてもらうのは得意ですか?」




するとですね、


一気に挙手する人が減ったんです。




面白くないですか。


だって、多くの人が


誰かのケア(気遣い)をしているということは


同じだけ受け取る人がいるわけです。




でも、ほとんどの人が


誰かにケアしてもらっていると


感じていなかったり、


それを受け取らないでいる・・・。




ケア(気遣い)している人の


努力が報われていない


ってことですよね。




その時のワークショップでは、


相手の好意を受け取りましょう、


それがセルフケアであり


相手へのケア(気遣い)にもなります、


というお話をしました。





ただ、最近思うことは


余分な頑張りを捨ててその場にいること、


もっと簡単に言うと


リラックスした自分でいることが


相手への気遣いとなり、


セルフケアにもなり、


同時に提供された側は


相手の好意を受け取りやすくなる


のではないかということです。




そして、


リラックスが循環し


とても良い場が生まれ、


みんなが心地よくなる。




こんな気遣いの形ってよくないですか?




ちなみにこれは、


私が自身の生徒さん達から


学んだことの一つです。




コミュニティの仲間(生徒さん)は


ワークショップの時にも


リラックスしてその場にいて


初めて参加された方にも気軽に話しかけ


緊張を和らげるということを


自然とやってくれます。




それは、


一生懸命相手をリラックスさせよう


とかではなく、


自身のリラックスしたBeingを相手に提供する


という形での気遣いです。


そして、それによって


相手がリラックスするだけでなく


おそらく自身も、


それによってより気分よく


そこにいれるのだと思います。




生徒さんの素晴らしいBeing、気遣いのおかげで


私自身、いつも


気持ちよくグループレッスンで


教えることができます。





気遣いは気疲れするもの、


他人のケアとセルフケアは両立できないと


思い込みがちですが、


本当の気遣いは、


頑張りを捨てて、


他者への配慮という本質以外の


余分なものをなるべく足さず、


リラックスした自分で


それをすることなのではないでしょうか。




素晴らしい生徒さんに


いつも学ばせてもらっています。


感謝です。



・・・・・・・・・・・・・




アレクサンダーテクニークで


大事にされている


「余分なことをやめる」


というコンセプトは、


身体だけでなく


思考、行動、日常のあらゆる場面で


活かせるアイデアです。


ぜひ、活用してみてください。



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Alexander Life Japanは、暮らしを豊かにすることを目的に、アレクサンダーテクニークのレッスン・ワークショップなどを行っています。オンラインでも指導。心身の緊張、慢性的な不調や疲労、パフォーマンス低下で悩む方におすすめです
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