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執筆者の写真林好子

身体は彫像のようであり、私たちは彫刻家である



私のアレクサンダーテクニークの師匠は、人は彫像のようだと言ったことがありました。岩が長年かけて水の流れや風によって削られ形が変化していくように、身体もまた身体の癖によって形づくられていく…。



なるほどなと思いました。ほとんどの人は同じ身体構造を有し生まれ、幼少の頃は大した差異がなかったにも関わらず、大人になるにつれてその人がその人であると象徴づけるようなシルエットを作り出していきます。時間をかけて少しずつ、でも確実にその人の身体を刻んでいく。



そんな風に言ってしまうと、長年かけて刻まれた習慣の根強さに圧倒されてしまうそうですが、一つ良いニュースがあります。



それは、私たちの身体が彫像であると同時に、私たち自身はその彫像を作り出す彫刻家であるということです。つまり、自分で自身の身体を望むように変えていける可能性があるということです。



ただ多くの人は、自身が彫刻家であることを忘れがちです。知らないうちに彫像が出来上がっていたという感じで、自分の身体を他人任せにしてしまう人がいます。あるいは、出来上がった彫像(今の身体)に納得いかないながらも、仕方ないものとして受け入れている人もいるでしょう。



また、自身が彫刻家であること(自分が自分の身体の問題を作り出していること)をわかってはいるけど、どうやって理想の彫像が作れるのかその手段がわからず諦めてしまっている人や、削ることに疲れやめてしまう人もいます。



もちろん、私も時々削ること(身体の使い方の習慣と向き合うこと)が嫌になることがあります。でもですね、自分の身体に主体性を失い望まない彫像になることや、それによって毎日不調で苦しんだり、合氣道が上達しなかったり、健康寿命が短くなることはもっと嫌だなと思うのです。だから、コツコツとやっていく。



ちなみに私が思うコツコツ続けるコツは(ダジャレじゃないですよ、笑)、楽しんでやること(事実、楽しいしワクワクすることが多い)。そして、一緒に楽しむ仲間を見つけることです。一人だと長続きしないけど、仲間と一緒だったら続けられます。そして、仲間から彫刻のヒントをもらい、進化を加速させていくことができます。



ということで、一緒に学びたいな〜と思った方は、お気軽にお声くださいませ。コツコツ、楽しく学んでいきましょう



 〜メルマガより抜粋〜

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