アレクサンダーテクニーク教師、理学療法士の林好子です。
ブログにお越しくださり、ありがとうございます。
今日のブログは
「自由に動ける意識と体と心」
がテーマです。
私が指導している連続講座で
最初にお伝えする内容の一つが
「静止」と「停止」というアイデアです。
これは空間上の動きではなく
身体の内側にある動きについてです。
固まっている状態が「停止」、
固まっていない状態が「静止」です。
赤ちゃんがちょこんと楽に座っている状態が
静止であるのに対し、
気をつけの姿勢のようにギュッと固まった状態を
停止と呼んでいます。
つまり、
空間上動いているかいないかに関わらず
自分の内側に動きがあるかないか
という違いです。
今日は、この静止(=動きがある状態)を
身体(肉体的)だけでなく、
意識や心も含めて考えてみたいと思います。
例えば、パソコンに夢中になっている時。
身体は前のめりで固まっています。
同時に眼も画面に固定され
視野が狭くなっています。
呼吸も浅くなっているかもしれません。
と同時に、心も自由に動けなくなっています。
例えば、トイレに行きたいのに
椅子から腰を上げれない時ってありませんか?
心が囚われ、自由に動けない状態です。
心配事などをしている時もそうですよね。
そのことが頭から離れず
心(頭)が自由に動けなくなっています。
周囲から声をかけられても
音や言葉がなかなか入ってきません。
注意が狭まり、自由に意識が使えない状況です。
そんな時は大抵、身体も固まっています。
つまり、私たちの心と体、意識、
あるいは、視線、呼吸、
どれか一つが固定すると、
他のものも付随して動けなくなっています。
身体のトレーニングをされている方は
ついつい身体にだけフォーカスし
固めないように、自由に動けるようにと
心がけます。
でも、意識が過集中で動けなくなったり、
視線が一点で固定されていると
身体は自由に動けません
(静止ではなく停止になってしまいます)。
また何かに心を囚われている人が
自由に心を使えるようにしたいと思っても
身体を固めていては
心は自由を取り戻せないかもしれません。
ということで、
窮屈さを感じる自分がいた時、
煮詰まっている自分を感じた時、
自分にシンプルな投げかけをしてみるのは
どうでしょうか?
「いま、意識・からだ・心は自由に動けるだろうか?」
そして、
意識・体・心に動きを見つけてみる。
そしたら、窮屈さから解放され
自由がやってくるかもしれません。
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