はじめての能鑑賞〜余分なものを削ぎ落とす〜
- 林好子
- 3月23日
- 読了時間: 3分
一昨日、人生ではじめて能を見にいってきました。
いやー、すごいです、能。
開演前の事前レクチャーに参加し、能について簡単に教えていただいたんですが、その中で印象的だったのが、能は余分なものを限りなく削ぎ落としたものというお話でした。
レクチャーをしてくださった方は、余分なものを「色(いろ)」とも表現されていましたが、どんな分野であれ私たちは表現するために色をつけたくなるが、そういった色をはがしくことを大切にされているとのことでした。
また、映画や演劇などは、俳優さんだけでなく舞台装置なども含めて、その状況がよりリアルに伝わるように作られているのに対し、能はいつも同じ舞台で(松が描かれた壁を持つ舞台で)、わずかな動きで演じていく。つまり、役者・作り手から観客に一方的に与えられるのではなく、役者・作り手と観客のイマジネーションとの間でつくられていくものだとのことでした。だから、想像力を働かせながら観てくださいねと。
それを聞きながら、おーーーーーー、そんなすごい舞台があるのか! なんて奥深いのだと感銘してしまいました。地球上で現代まで最も長く続いている芸能であるのも納得でした。
と同時に、役者側の気持ちを想像してみると、なんと怖しい舞台なのだと。お面をかぶり、身体のシルエットがわかりにくい衣類で身を覆い、わずかな動きの中で表現する。しかも、自分だけではある種どうにもならない部分もあり(観客に委ねなければならない)、色をつけたくなるけどそれも省かないといけないなんて究極だなと思ったりして、レクチャーの時点で一人興奮しておりました(完全素人の勝手な思い込みかもしれませんが、笑)。
実際の舞台。
役者さんも楽器を演奏される方も、全く気が切れず、体の末端まで気が通っていて、統一体がすごかった。
役者さんは何を話しているかは分からなかったのですが、役者さんの動き、いや、Beingと言ったほうが適切かもしれませんが、それを観ているだけでも感動しました。
そして、自分でも驚いたのが、音楽に魅了されたこと。私はもともと動きの感覚や視覚の方が強く、耳からの情報は苦手なのですが、音色と楽器を奏でる所作に惹きつけられてしまいました。
余分なことを削ぎ落としていく、アレクサンダーテクニークに通ずるものがあり、能にハマっていきそうです☺️

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