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執筆者の写真林好子

Beingで聞く話す

ただいまアメリカにおります。

英語に触れ、言語の難しさと面白さを実感しているこの数週間。

まだまだ面白いより難しいが勝っていて苦しい思いをすることが多いですが、学ぶことは本当に多い。



実体験として興味深かったのが、ちゃんと話そう、ちゃんと聞こう(理解しよう)と頑張ると、かえって話すことも聞くこともできなくなってしまうこと。 特に、よく知らない人と話すときやそれなりの場で話す時に、相手に理解してもらえるようにとか適切な文法でとか普段より頑張ろうとすると、頭では言いたいことがあるのに驚くほど英語が出てこなくなった。 失語症になった気分…。 普段、夫婦の会話は英語。 適当な文法で、適当な単語で、適当に会話しているときは無意識に英語は入っていき出ていく。 私はただここに存在して、言葉が私の中を自然に通過していくような感じだったりする(いつもではないけど。私の英語力は低いので・・・苦笑。あと喧嘩の時は別、笑)。

でもいざ聞くこと話すことに頑張りが出て来ると途端に通過しなくなり、滞ってくる。 話す聞くは、ただ存在する(being)というよりはアクション(doing) 化していく。 情報が向こうからやってくるというより、情報を取りに行こうとする。

ここにいて言葉を発するというより、無意識のうちに体と顔が前に乗り出して話そうとする。 参加しているオンラインのクラス、最初の頃は聞こう話そうと頑張って、頭も体もガチガチになってしまったけど、ただここの存在する(being)と思って聞いてみると意外とよく理解できた。

話すときはまだまだdoingが目立っているけど、それでも少しマシになった気がする。 体も頭も静めてただここに存在する。安心感をもってその場にいる。 そんなことから聞く話すを始めてもいいのかなと思う。 失語症の方のセラピーもそんなことから始めるといいじゃないかなと思ったりする。 失語症の多くの方は、今のわたしのように必要以上に頑張って話そうとしたり理解しようとしているような気がする。 目を見開いたり、体を乗り出すようにして聞いたり話したり、頭がいっぱいで体や世界が感じられない状態だったり… それじゃあ、言葉は出てこないし理解できないんじゃないかな(あくまでも私の経験を通しての推測なので検証が必要だけど)。


beingで聞く話す、しばらく実験してみよう♪ あと、英語は難しいけど、難しいと思うのをやめようと思う。 難しいと思うと頑張っちゃうから、笑。


これで英語が上達するとありがたいな、笑。

実験、実験♪



beingで聞く話す


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