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身体がリラックスると眠くなる?覚醒する?

  • 執筆者の写真: 林好子
    林好子
  • 2024年5月9日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年6月13日

今日は身体のリラックスと睡眠&覚醒について、お話ししたいと思います。

 

レッスンで身体の緊張が緩むと眠くなる人がいます。中には、爆睡してしまう人もいます。これは、身体の緊張が緩むことで副交感神経が作用した結果で、個人的には良い反応だと思っています。時間に追われストレスを感じながら生活にしている人は交感神経が活性化しやすくなっていますし、それによって不眠になっている方もおられるので、身体が緩んで副交感神経が作動するというのは悪くないでしょう。

 

ただ、身体がリラックスしたら寝てしまうだと、生活上問題となってきます。

 

多くの人は、起きている時(睡眠時以外)は身体を緊張させ活動する、寝る時に身体をリラックスさせ休むというリンクができており、身体がリラックスすると寝てしまうという反応が自動的に起こってしまいます。でも、身体がリラックスした状態で活動することに慣れてくると、身体の緊張が緩んでも眠くなりません。むしろ覚醒していきます。いわゆる体も心もギラギラした(ある種の興奮状態の)覚醒というのではなく、穏やかな心身で意識は目覚めることができます。そして、そういった状態であれば、ここぞという時に良いパフォーマンスができたり、仕事をしても疲れにくくなります。

 

個人的には、時と場合に応じて、この眠りと覚醒を選択的に導くことができるようになると良いなと思っています。夜は眠りを助け、日中やここぞという時は覚醒によりパフォーマンスを助ける、そんなことができるといいですよね。ということで、オンラインで行っているエクササイズは、朝と夜で同じ型を用いますが、朝は身体はリラックスさせながら目覚めていく、夜は身体はリラックスしながら眠りを導くような感じで行っています。実際やってみると分かりますが、同じエクササイズでも朝と夜で違う感じがしますし、生徒さんからもそういったコメントが聞かれます。



ですから、身体がリラックスしたら眠くなることだけをリンクさせている方は、覚醒もできるということを頭の片隅に置いておいておくと良いかと思います。眠りと覚醒、いずれにせよ、まずは身体の緊張を減らしていけることが前提になっていますので、まずはそこをトレーニングしつつ、慣れてきたら眠りと覚醒を選択する意識を持ってみてください。同じ身体のリラックスでも違いが感じられるかもしれません。



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Alexander Life Japanは、暮らしを豊かにすることを目的に、アレクサンダーテクニークのレッスン・ワークショップなどを行っています。オンラインでも指導。心身の緊張、慢性的な不調や疲労、パフォーマンス低下で悩む方におすすめです
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