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  • 執筆者の写真林好子

ただの反復でない継続の大切さ


アレクサンダーテクニーク教師、理学療法士の林好子です。

ブログにお越しくださり、ありがとうございます。




先日、レッスンで生徒さんがおっしゃった一言

「継続って大事ですね」

が、ずしっと心に響きました。




この生徒さん、最初にレッスンに来られた時は身体は緊張でガチガチ、氣が滞り、様々な不調に苦しみ休職も検討されていたのですが、そんな過去をすっかり忘れてしまいそうなぐらいに身体の中に流れ(動き)が感じられ、気の通りが良くなっていました。




そんな生徒さんのコメントがこれです。


先生から言われたことが分からなくてもやってみるんです。やってみても最初はうまくいかないけど、とにかくやってみるようにしています。あーでもない、こーでもないとやっていくと、小さな経験ができていて、以前教わったことと経験がちょっとずつ繋がってくるんです。それを継続していったら、「あれ、これかな?」「これかも!」ってできるようになっていって。

継続って大事ですね。




このコメントを聞きながらふと思ったのは、身体にまつわることに関して、多くの人は、①概念・頭としてわかったことを分かったつもりになって終わってしまうか、②分かっていない(できていない)ことに気付きながら経験として分かる前にやめてしまうか、③ただの反復練習に満足してしまうのではないかということです。




①に関して、頭でわかったことというのは、ある意味、分かっていないと言った方が適切なように思います。なぜなら、経験した人が言葉に表したものを受け取っているだけなので、実際にそれがどういうものなのかは経験したことがない人にとっては分からないのだと思います。でも、なんとなくみんなが言ってるから分かった気になってしまう。そして、分かった気になって探究が終わってしまう。




次に②と③。

経験したことがないものは、身体としてだけでなく頭(概念)ですら実は分かっていないと捉えた場合、自分にとっては目指すところも分からないものを目指しているとも言えます。

分からないながらに教わったものを繋ぎ合わせながら、なんとなくこういうものかな…という手探りで経験しようというのですから、冷静に考えると新しい経験をするというのは本当に難しいのだと思います。だから、多くの人が自分とは無縁のものと諦めて経験する前にやめてしまうか、現状を繰り返しその努力に満足しているいるのではないでしょうか(ちょっと厳しい言い方かもしれませんが)。




でもこの生徒さんは、私からのメッセージを道標に毎日コツコツと探求を続け、新しい経験を積み上げていったことが本当に素晴らしいと思うのです。




ちなみに、コツコツ続けたからといっていつか新しい経験ができるかというと、そんなことはありません。

ただの反復は現状維持か悪い癖の増強です(もしくは体力向上、根性を鍛えるというのもあるかもしれませんが)。

この方の反復は、新しい経験を見据えての継続、探求の反復(継続)とも言えます。知識も感覚も意識も使いながら、試行錯誤の継続です。それを日常の中で丁寧に行なっていく。だからこそ得られた新しい経験なのだと思います。




「継続は力」。


これも聞き慣れた言葉ゆえに分かった気になってしまいますが、この生徒さんから発せられた「継続って大事ですね」という言葉だからこそ、その言葉の重みがずしっと伝わってきました。





指導者である私の仕事は、生徒さんに新しい経験を与えるのではなく、生徒さん自らが新しい経験をする助けをすることだと思っています。

ハンズオン(触れてするワーク)は、教師側が経験を与えているように感じ取れることもありますが、最終的には生徒さん自らが新しい経験をするための導きです。

そして、生徒さん自身が新しい経験をするために私ができることは、身体・意識・感覚・思考の使い方、練習の仕方、探究の仕方、様々な落とし穴などをお伝えし、継続して探求を楽しめる場を作ること(コミュニティ)、丁寧に生徒さんと向き合い一緒に課題や次のステップを見出していくことなのではないかと思っています。

それを少しずつ形にしてきた結果、素晴らしい仲間(生徒さんたち)と一緒に私自身も探求を継続できる今があります。

私がこうやって探求を継続できるのも仲間のおかげ。感謝しかありません。





ただの反復ではなく、探求を継続する。

ぜひ皆さんも大切にしてみてください。

そして、一人で探求を続けることは難しいと感じる方は、ぜひ一緒に探求していきましょう!


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